2012-07-14から1日間の記事一覧

世界の終りと#FF0000の倫理――コーマック・マッカーシー『ザ・ロード』

コーマック・マッカーシー『ザ・ロード』を読んだ。この作品は(おそらくは核兵器で)滅びた世界において、父である「彼」とその子の「少年」が冬から逃れるため南の海へ向けて旅をする、ただそれだけの話である。しかし、だからこそ、心に響く。本稿は、作…